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素人がFXと株をやってみた実績と正直な感想(2)|個別株で確実に

物価上昇もあり「簡単にお金を手に入れたい」と手を出したFXと個別株。
FXについて書いた前回の記事に引き続き、今回は個別株についてです。

このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者を専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
宅地建物取引士の資格を活かし、外構業者で働いていた時には建売住宅の販売業務を、現在は相続物件の相談業務も行っています。

プロフィール
保有資格:宅地建物取引士
建築業界歴:8年(2024年時点)
(内、職人歴:1年 外構・エクステリア専門店:5年 福祉建築会社:2年)
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
2024年 ESSEonlineの「日刊住まい」にてライター(ペンネーム:玉城夏海)として活動

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個別株をはじめたきっかけ

個別株を始めたきっかけは、新NISAで「つみたて投資枠」と「成長枠」の併用して運用できるようになったことに加え、FXでの失敗がありました。

FXでの失敗についてはこちらの記事で紹介しています。

異なる通貨を買内して利益を狙うFXは、誰かが利益を得ればその分誰かが損失を被るゼロサムゲーム、丁半ばくちのようなものです。一方で、株式市場は長期的に見ると市場が拡大するので非ゼロサムゲーム。したがって、短期的にみるとマイナスでも長期で運用するとプラスに転じることができるということで個別株に挑戦することにしました。

個別株の特徴

下がってむプレッシャーを感じない

個別株の売買の場合は株価が下がって一時的に評価額がマイナスになっても、FXと異なりプレッシャーを感じることはありません。むしろ、株価が下がるということは、これまで欲しいと思っていた株を割安で手に入れる絶好の機会でもあるので、むしろ「これはチャンスだ!」と思えて、むしろテンションが上がってしまします。

この「下がった時こそチャンス」と考えられるようになったのは、FXのときと大きな違いです。

よく、新NISAが始まった当初は、株価が下がってNISAをやめる人が続出なんてネットの記事が散見されていましたが、変なネットの記事に踊らされずに短期ではく中長期的な利益を目指していきましょう。

配当金と株主優待の魅力

配当金の魅力
配当金は、企業が得た利益の一部を株主に還元するものです。これにより、株価の値動きに関係なく、定期的に現金収入を得られるのが大きな魅力です。たとえ株価が一時的に下がっても、配当金を受け取ることで着実に収益をえることができます

株主優待の魅力
株主優待は、企業が株主に感謝の気持ちを込めて提供する特典で、配当金とはまた違った楽しみがあります。自社商品や割引券、ギフトカードなど、日常生活で役立つ特典が多いのが特徴です。

たとえば、「配当+優待利回り」が年5%を超える銘柄も存在するため、うまく活用すれば資産形成だけでなく、日々の暮らしも豊かにすることができます!

株主優待は、企業が株主に提供する特典ですが、これを受け取るためには一定以上の株を保有する必要があります。そのため、株初心者にとっては、初期投資額が高くなるので、まずは配当利回りに注目して株を選ぶのが良いと思います。

市場が成長していく非ゼロサムゲーム

個別株投資は、FXとは大きく異なり、「非ゼロサムゲーム」であることが特徴です。 FXは市場参加者同士の通貨の売買を通じて利益や損失が発生する仕組みです。そのため、誰かが利益を得れば、その分、他の誰かが損失を被る、利益と損失の合計はゼロになる「ゼロサムゲーム」です。このように、市場参加者同士の利益の奪い合いが発生するのがFXの特徴です。
一方、個別株投資は市場全体が成長する「非ゼロサムゲーム」です。企業が事業を成長させ、利益を上げることで、株価が上昇し、投資家全体が利益を得られる可能性があります。市場全体が成長している限り、長期的には投資家の資産が増える可能性が高いというのが、FXとは大きく異なる特徴です。

株選びの基準と工夫

個別株投資を始めた当初は、特に深い考えもなく、気になる銘柄を購入し、少しでも利益が出たら売却するという方法を取っていました。2024年前半は、じわじわと日経平均株価が上昇していたため、この単純な手法でも特に問題なく利益を得られていました。

しかし、夏以降になると、一部の銘柄が値下がりし始めたことで、購入する銘柄を選ぶ基準や買い方に工夫が必要だと感じるようになりました。

購入する銘柄の選定基準

個別株を購入する際に、重視する基準を2つ作りました。

一つ目の基準は、配当金の利回りです。利回りを重視して株を購入する場合、利回りが3%後半以上のものを選ぶようにしています。高い配当利回りの銘柄を保有することで、株価が思うように上がらなくても、安定した配当収入を得ることができます。

二つ目は、何かしらの理由で一時的に安くなっている株です。企業の不祥事や政治家の発言など、さまざまな要因で株価は大きく上下します。これらの影響で一時的に大きく下がっているものの、将来的には回復が見込める銘柄を狙うことを意識するようになりました。

例えば、不祥事や事件・事故が原因で株価が急落した場合でも、その企業が持つ基盤や業界での立ち位置などを考慮し、回復の可能性が高いと判断すれば購入のチャンスと捉えることができます。

株の購入は少しずつ

株を購入する際、一度に大きな金額を購入するのではなく、少しずつ購入するようにしています。株価は日々変動するため、一度に大きな金額を投資すると、購入タイミングが悪かった場合、いっきに大きな含み損を抱えてしまうリスクがあります。

そのため、まずは株価の値動きを把握するために1株だけを購入するようにしています。そうすることで、購入した日から株価が何%変動したのかが画面上でわかるようになります。
そして、前日と比べて株価が3%よりも下がった場合や、含み損が5%超えた時に買い増し(ナンピン買い)するようにしています。

ナンピン買い:
株価が下がった時に買い増すことで、平均購入価格が下がり、株価が上昇した際の利益を得やすくなります。たとえば、最初に1000円で購入した株が800円に下がった時に追加で買うと、平均購入価格が900円となり、株価が1000円に戻った際には利益が出る仕組みです。
ただし、さらなる下落リスク 株価が下がった時に買い増しても、さらに株価が下落し続ける場合、損失が拡大する可能性があります。ナンピン買いを繰り返すことで資金が枯渇し、リスクを分散する余裕がなくなることがあります。

「広く浅く」分散投資でリスクを軽減

銘柄を購入する際は「広く浅く」を意識して投資を行っています。こうすることで、一つの業界や企業に依存せず、万が一のリスクを軽減することができます。

例えば、投資先を輸入業を行う企業に絞った場合、円安などでその業界全体が不調に陥ると、大きな損失を被る可能性があります。しかし、もし輸出を行う企業の株も保有していれば、円安の影響で輸出企業が恩恵を受け、そこで得た利益を活用して安くなった輸入業の株を購入することもできます。これにより、損失を補うだけでなく、新たな利益のチャンスを掴むことも可能になります。

特定の業界や企業に投資を集中させるのはリスクが高いので、異なる業界に分散して投資することを心掛けています。例えば、IT業界、製薬業界、食品業界など、業界ごとに異なる特性を持つ銘柄を選ぶことで、市場全体の影響を受けにくいポートフォリオを構築することができます。

成功例と失敗例

ここでは、具体的に「ここだ!」と思って購入した株に関して、うまく利益を出すことができた株と逆に値下がりして含み損を抱えることにってしまった株について紹介します。

小林製薬|早期売却で利益獲得

紅麹に関連する問題で、大きく株価を落としたタイミングで株を購入しました。しかし、その後、株価はある一定のところまでは急回復し、そこからは徐々に元の水準に向けて上がっていっています。

この銘柄については、大きく値を戻した4月以降については値動きが小さくまた、事件の続報や新たな情報によって株価が再度急落する可能性も十分に考えられました。そのため、株価が回復したタイミングを見計らい、早めに売却して利益を得ることができました。

商船三井|買いのチャンスで高配当株をゲット

商船三井は、配当利回りが5%近くと非常に高いため、人気のある銘柄です。しかし、海運業は世界情勢の影響を大きく受けるため、株価が大きく変動することがあります。
2024年9月、アメリカで湾岸労働者のストライキが発生し、これに伴って海運業界の株価が下がりました。このタイミングを買いのチャンスと捉え、商船三井の株を購入しました。

この株は、配当目的なので売らずにキープしています。

JR東海|上がると思って失敗

2024年5月、川勝元知事の退任が発表され、長らく膠着状態にあったリニア新幹線の計画が進展するのではと期待が高まりました。このニュースを受け、JR東海の株を購入しました。リニア新幹線の進展が株価にプラスの影響を与えると考えたためです。

購入後、リニア計画の進展期待からほんのわずかな一瞬だけ株価が上昇する動きを見せました。しかし、その後、株価はズルズルと下落し続け、現在は購入した時から15%近く値を下げています。

JR東海の失敗から、株式投資において、ニュースや期待に基づいて「株価が上がる」と思い購入するのは危険だと実感しました。大きなニュースやイベントが発表された際、多くの投資家が同じように「株価が上がる」と期待し、買いに走ります。しかし、株価はすでにその情報を織り込んでいることが多く、期待通りに上がらないこともあります。さらには、期待が外れた場合の反動で株価が下がり続けることも少なくありません。

株初心者1年目の実績と感想

NISAの成長枠で個別株の売買に挑戦してみた結果、利益は107,548円でした。利益の内訳としては、「売却:93,982円」「配当:13,566」となっています。

株1年目のお小遣い稼ぎにしては、まずまずの成績ではないでしょか。
また、NISAの枠での取引なので利益20万円を超えても非課税なのはありがたいですね。

今年は、長期運用も視野に入れて高配当の株を増やしていきたいと思っています。

サラリーマンにはFXよりも個別株投資

サラリーマンが限られた時間で資産運用を考えるなら、FXよりも個別株投資の方が適していると思います。
短期間で大きな利益を狙える魅力がありますが、FXは24時間取引可能で値動きが激しいため、常に相場をチェックする必要があり、仕事に集中したいサラリーマンにとっては負担が大きくなりがちです。一方、個別株は値動きが比較的緩やかで、中長期の運用に向いているため、忙しい日常の中でもじっくり資産を育てることができます。

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