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素人がFXと株をやってみた実績と正直な感想(1)|FXでの失敗

「簡単にお金を手に入れたい」と思ったとき、ついつい手を出してしまいがちなFX(外国為替証拠金取引)。そして、2024年に新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしたことで、より一層手が出しやすくなった個別株投資。
投資の知識ゼロのさきさきパパが実際にこのの2つの投資に挑戦し、どのような結果が待っていたのか、包み隠さずお伝えします。

投資初心者でも一攫千金を狙うことはできるのか?これから投資を始めようとしている方の参考になれば幸いです。

このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者を専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
宅地建物取引士の資格を活かし、外構業者で働いていた時には建売住宅の販売業務を、現在は相続物件の相談業務も行っています。

プロフィール
保有資格:宅地建物取引士
建築業界歴:8年(2024年時点)
(内、職人歴:1年 外構・エクステリア専門店:5年 福祉建築会社:2年)
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
2024年 ESSEonlineの「日刊住まい」にてライター(ペンネーム:玉城夏海)として活動

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投資を始めたきっかけ|物価高騰に対抗するためのに

2023年、「悪い円安」が話題となり、物価の上昇が家計を圧迫する中、小遣い稼ぎとして始めたのがFXでした。当時、ドル高の傾向が続いており、チャートの動きが比較的予想しやすい状況でした。このため、外食などしていてもをしていても、FXをしているという話がよく耳にしました。

また、個別株投資に目を向けたのは、新NISAのスタートがきっかけです。新NISAでは、積み立て投資枠と成長投資枠の両方が利用できるようになり、より幅広い投資の選択肢が提供されました。

FXではドル高が続いていたことから、最初は比較的順調に利益を出せたものの、為替相場の変動に振り回されることも多く、メンタルの維持が難しいと感じることがありました。一方、新NISAを活用した個別株投資では、長期的な視点を持つことで少しずつ投資に慣れていくことができました。

FXと株式投資の違い:初心者が感じたそれぞれの特徴

投資を始める際、FXと株式投資のどちらにするか迷う方も多いでしょう。私自身、両方に挑戦した経験を通じて感じた、それぞれの特徴とリスクについてお伝えします。

FXの特徴

  • 少額から始められるがリスクが大きい
    FXはレバレッジを使うことで、少ない資金でも大きな取引が可能です。ただし、その分リスクも増大します。一度の損失が大きくなる可能性があるため、慎重な資金管理が求められます。
  • 値動きが速く、ニュースに敏感になる
    FXは為替相場の変動が速いため、毎日のニュースや経済指標に敏感になります。市場の動向を追いかける日々が続くため、忙しさを感じることも少なくありません。
  • 予測は可能だが、最終的には運の要素が強い
    経済ニュースや指標を基にある程度の予測は可能ですが、予想通りに動かないことも多く、結果的には「丁半ばくち」のような側面もあります。

株式投資の特徴

  • 値動きが比較的穏やかで心の安定を保ちやすい
    株式はFXほどの激しい値動きは少ないため、比較的落ち着いて投資を続けられます。短期的な値動きに一喜一憂することが少なく、心の安定を保ちやすいです。
  • レバレッジがないためリスクが限定的
    株式投資では基本的にレバレッジをかけないため、大きな損失を出すリスクが少なく、損切りの必要もあまりありません。余裕を持って投資を続けられます。
  • 長期保有で配当金も得られる
    株価が下がった場合でも、「そのうち上がる」と考えて塩漬け(長期保有)することができます。さらに、企業からの配当金が得られることもあるため、長期的なリターンを見込むことができます。

実際に挑戦してみた感想

FXの最大の特徴は、24時間取引が可能であることです。このため、いつでも取引のチャンスがある反面、大きな値動きが頻繁に起こるため、常にチャートをチェックする必要があります。特に、為替相場が急変するリスクを考えると、携帯を手放せなくなり、生活に支障をきたすことが多々ありました。仕事中でも気になってしまうため、会社員のお小遣い稼ぎとしてはあまり向いていないと感じました。

一方、個別株投資は、値動きが比較的穏やかで、損切りの必要も少ないため、精神的な負担が少なく済みます。チャートを頻繁に見る必要がないため、日常生活に大きな影響を与えることもなく、会社員でも無理なく続けられると感じました。

また、株価が下がった場合でも、「そのうち上がる」と考えて含み損を抱えたまま待つことが可能です。むしろ、株価が下がっているときこそ買い時だと感じることができ、長期的な視点で投資を続けることができました。配当金を受け取れるのも、株式投資の大きな魅力です。

このように、投資方法によって生活への影響や精神的な負担が大きく異なります。会社員としての小遣い稼ぎには、個別株投資の方が適していると感じています。

FXの特徴と実績を紹介

レバレッジで手軽に始められる

FXが手軽に始められる理由の一つに「レバレッジ」があります。レバレッジとは、少ない資金で大きな取引を可能にする仕組みで、これにより少額の元手でも効率よく利益を狙えるのが特徴です。

例えば、10万円の資金で25倍のレバレッジをかけると、最大250万円分の取引ができます。この仕組みを活用すれば、小さな資金で大きなリターンを目指すことが可能ですが、同時に損失も大きく膨らむリスクがあります。1ドル=100円の時に250万円分のドルを購入し、1円値上がりすれば25,000円の利益ですが、1円値下がりすれば同額の損失になります。

注意が必要なロスカット

ロスカットとは、FX取引で大きな損失を防ぐために、一定の基準を超える損失が発生した際に、取引が自動的に終了される仕組みのことを指します。

FX取引では「証拠金」というお金を業者に預け、それを元手に取引を行います。しかし、相場が自分の思惑と反対に動くと損失が発生します。この損失が大きくなり、証拠金がある一定の割合を下回ると、取引が強制的に終了されるのがロスカットです。

たとえば:

  • 証拠金:10万円
  • 取引額:100万円(10倍のレバレッジ)
  • ロスカット基準:証拠金の50%(5万円)

損失が5万円を超えると、ロスカットが発動し、取引は自動的に終了します。これにより、損失が証拠金の範囲内に収まりますが、これを避けるためには適切な損切りが必要です。

ロスカットを避ける為に損切をして損失が大きくならないようにする必要があります。

ロスカットを回避する低レバレッジ

FXで一番気を付けたいのがロスカットです。
寝ている間に、相場が急激に動いて朝起きた時にはロスカットになっていたという経験をしたことがある人も少なくないと思います。

ロスカットのリスクを軽減する方法としては、レバレジを低くするという方法があります。
一般的には1~5倍程度のレバレッジを低レバレッジ(低レバ)といい、こうすることで証拠金に余裕ができ、ロスカットのリスクを下げられます。レバレッジを低く設定する利点は、損失が小さくなる分、精神的な負担も軽減されることです。特にFX初心者には、低レバでスタートし、値動きに慣れることが重要です。

当然ですが、低レバは損失をリスクが減る分、リターンも小さくなります。

値動きに一喜一憂したくないという方や、FX初心者はまずは、低いレバレッジでスタートし、値動きに慣れることが大切です。

低レバのデメリット

低レバレッジでの運用のデメリットは、損失を最小限に抑える目的で運用しているにも関わらず、損切りができずに損失を放置してしまうリスクがあることです。相場が戻ると期待して損切りをしないと、最終的に損失が大きく膨らむことがあります。

なぜなら、レバレッジを低く抑えてFXをする目的としては、ロスカットを気にしないで良いようにすること、つまりは、損切りしなくてもいいようにすることにあります。そのため、低レバで運用している人の多くは損切りすることの抵抗を覚えてしまいがちになります。

そのため、低レバレッジで運用する際でも、必ず損切りラインを設定し、感情的な取引を避けることが大切です。損失が膨らむ前に、適切な判断で取引を終了させることが重要です。

スワップポイント

FX取引には、スワップポイントと呼ばれる金利差による利益を得られる仕組みがあります。これは、異なる金利を持つ通貨ペアを取引する際に発生するもので、ポジションを翌日に持ち越すと、その金利差に基づいてスワップポイントが付与されたり、逆に支払ったりすることになります。

スワップポイントの仕組み

スワップポイントは、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、金利差に応じてスワップポイントを受け取ることができます。逆に、金利の低い通貨を買って高い通貨を売ると、その差額を支払うことになります。

つまり、米ドルの金利が日本円よりも高い現状においては、米ドルを買って日本円を売ることでスワップポイントを受け取ることができます。一方で、日本円を買うとスワップポイントを支払う必要があります。

スワップポイントは、ポジションを長期間保有することで、少しずつ利益を積み上げることができます。特に、安定した金利差がある場合、長期保有戦略を取ることでスワップポイントを積極的に活用することもできます。ただし、スワップポイントを狙って長期保有をする場合でも、為替リスクは常に存在します。為替レートが不利に動いた場合、スワップポイントで得られる利益以上の損失が発生することがあります。

低レバレッジFXの実績と失敗:甘く見ていた投資の難しさ

最初は「簡単に儲かる」と甘く見て始めたFX。しかし、実際には予想以上に難しく、特に「損切り」の判断が大きな課題となりました。

2023年は、空前の円安が続き「悪い円安」と呼ばれる状況が続いていました。この時期、いずれ円高に転じると予想し、円買いのポジションを貫いていました。この戦略が見事に当たり、スワップポイントでのマイナスを差し引いても、約60万円近い利益を得ることができました。

  • 2023年決算収益:820,592円
  • スワップポイント:-194,925円
  • プラス60万円程度

この成功体験が私の中で大きな自信となり、同じ戦略を2024年にも続けることにしました。

2024年は金利差が埋まることで2023年以上に円高に転じる可能性が高いと予想し、円買いのポジションを継続しました。しかし、3月の利上げのタイミングでは円高ではなく円安の方へ振れ、マイナスを抱えてしまいました。

その後も相場は予想通りには動かず、損切りのタイミングを逃してしまいました。その結果、大きな損失を抱えることに。

  • 2024年決算収益:351,744円
  • スワップポイント:-575,559円
  • マイナス20万円程度

損切りができずに損失が膨らみ、その結果、約20万円の損失を確定させ、さらに現在約350万円の含み損を抱えることになりました。低レバレッジで運用していたことで、損切りの必要がないと思い込んでいました。しかし、相場が大きく動いた際に迅速に損切りする判断ができなかったことで、損失が拡大してしまいました。この経験から、低レバレッジであっても適切な損切りラインを設定し、感情に流されない取引を行うことの重要性を痛感しました。

まとめ|FXは勝ち続けるのが難しい

FXは少ない資金で始められ、短期間で大きな利益を得られる可能性があります。その手軽さから多くの人が挑戦していますが、現実は甘くありません。

FXは、相場の動きを正確に予測することができれば短期間で利益を出すことが可能です。しかし、その予測が常に正確であることは難しく、一時的な成功は偶然であることが多いと感じました。勝ち続けるためには、特に、損切りのタイミングを見極めが重要です。しかし、これを機械的に誰もが簡単にできることではありません。

FXは魅力的な投資手法ですが、「勝ち続けるのは難しい」現実を受け入れた上で、勝っているうちにやめる精神力を持つことが重要です。

この勝ち逃げが一番難しいんですけどね

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