こんにちは、本日は我が家の没になった間取りを紹介したいと思います。
この記事で紹介するのは、1番最初にセキスイハイムで提案されたものになります。
没間取りがなぜ没になったのかについて解説していくことで、今まさに間取りについて検討中の方の参考になればと思っています。
実際に建てた間取りについてはこちらの記事で紹介しているのでよかったらご覧ください。
このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
プロフィール aboutさきさきパパ
保有資格:宅地建物取引士
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
1階部分の解説 |16.8坪
駐車スペース
元外構屋の立場から、駐車スペースが3台分確保できる配置計画というのはかなり点数が高くなります。
駐車スペースを考える際には台数だけでなく幅や奥行も重要です。この配置の場合はスペースも十分確保されているので、アルファードなどの大型のファミリーカーも駐車でき、来客用のスペースの確保も可能となっています。
将来、子どもが大きくなって車を購入した時や、里帰りで帰ってきたときも駐車スペースで困ることがありません。
あまり直列の駐車スペースはお勧めしませんが、土地の西側だけを駐車スペースにして東側を駐輪スペースとして活用することもできます。
普段使用している車・バイク・自転車の台数や大きさにあわせて駐車スペースや駐輪スペースの計画を立てていきましょう。
我が家の場合は、私も妻も自動車がメインの交通手段なので駐車スペースは並列一択ですが、ライフスタイルによっては駐車スペースを直列にし、バイクや自転車を止める駐輪スペースを広くとるといいかと思います。
パントリー
パントリーについては、実際に建てた間取りでは付けることができなかったので、あると便利だったろうと思います。ただし、パントリーについては玄関から出入りできる入口を作り、最短距離で荷物を運び入れることができる方がいいかと思います。
冷蔵庫やごちゃごちゃとした収納をパントリーに閉まって隠せるのはいいですね。
今は、まだ必要ないですが下の子(息子)がもう少し大きくなったら、冷凍食品などを買いだめできるように備蓄用の冷凍庫を買いたいと思っていますが、パントリーがあると冷凍庫の置き場所に便利ですよね。
我が家ではパントリーが無いので仕方がなく1階のファミリークロークに、冷凍庫用のコンセントを付けてもらいました。
玄関
一般的に、玄関は道路と並行に付けられることが一般的ですが、この場合、玄関を開けると道路から家の中が丸見えになってしまうという問題があります。
この配置の場合は玄関と前面道路が45度程度ずれており、道路から家の中が丸見えになるという心配がありません。玄関の配置についてはよかたらこちらの記事も参考にしてみてください。
玄関の目隠しについてはハウスメーカーはあまり気にしていない気がしますが、外構の仕事をしていると良く相談を受ける内容の1つになっています。
目隠しの必要性については、実際に生活してみてみないとなかなか分からない部分かもしれませんね。
LDK
せっかく、南側に大きくLDKを取ることのできるスペースがあるにもかかわらず、西側に配置されています。また、キッチン収納などの関係で窓の数もあまり確保ができておらず、自然光が部屋にあまり入らない間取りになっています。
実際に建てた間取りは、南側にLDKを配置し、小さいですが吹抜けもあるのでとても明るい空間となっています。自然光が差し込む明るいリビングは実際の広さ以上に解放感があると思います。
また、玄関からLDKに入るとすぐにキッチンとなるため、来客時にキッチンが人目にさらされやすくなってしまいます。リビングやダイニングからもキッチンの様子が丸見えになってしまうので、整理整頓に気を配る必要があります。
子育て世代、夫婦共働きの家庭にはオススメできない配置かと思います。
和室
3畳と小さいですが、1階部分にLDKとは別に部屋があることは子育てや家事、そして老後の生活にとってメリットになります。
和室はフローリングと比べて、やわらかいので子どものお昼のスペースや遊び場としても活用できます。また、セキスイハイムは1種換気を採用しているので部屋干しを推奨しており、この和室は子どもが遊んでいないタイミングは洗濯スペースとして活用することになります。
そして、老後には和室を寝室としても使用可能となっています。
老後に和室を寝室として活用する際には、介護保険制度を利用することで少ない自己負担で和室からフローリングにリフォームし、(介護)ベッドを置くことが可能です。
お庭
土地の南側に横に広がっています。
お部屋からのアクセスを考えるとメインガーデンは南西側となりますが、スペースとして広々としているのは、南東側で和室や浴室がある辺りとなっています。
しかし、南東側は室内からのアクセスも悪く、室内からは外の様子が分かりにくいため、夏場などは気が付かないうちに雑草に覆われてしまいがちです。
普段から目に入る位置にお庭がない場合は、活用されにくく雑草が生えやすいので注意が必要です。
2階部分の解説 | 15.3坪
収納スペース
2階の中心にウォークインクローゼットがあるので、家族全員が使いやすい配置となっており、各部屋にはしっかりとクローゼットがあるので全体としてもしっかりと収納スペースが確保されています。
バルコニー
日当たりの良い南側にあるので、布団などを干すのに最適です。
また、3畳だと若干こじんまりとしていますが、ビニールプールなどで子ども達を遊ばすこともできる広さとなっています。
バルコニーは、屋根や立水栓、外部コンセントがあると活用の幅が広がります。
洗濯スペース以外にもバルコニーを活用したいと思っている方は、ぜひこの3つを検討してみてください。
採光
採光が取れる南側に配置されている部屋が1部屋だけで、最も日当たりの良い南東にあるのがトイレと廊下となっているので、非常にもったいないことになっています。
主寝室
わが家ではシングルベッドを3台並べて家族4人で寝ていますが、この間取りではシングルベッドを3台並べておくことができません。
子どもがある程度大きく、自分の部屋で寝れるようになっていれば問題ありませんが子どもが小さいうちはこの主寝室は使うことができません。
家族4人で布団(ベッド)を並べて寝たい場合は、部屋の幅は最低でも3mは確保しましょう。
まとめ
子どもがある程度大きかったらこの間取りでもよかった点もありますが、実際に家を建てた段階で子どもが6歳と1歳半。リビングは片づけてたそばから汚す弟と、友達を家に呼んでLDKで遊びたいお姉ちゃんがいます。この間取りの場合はキッチンきれいに保っておく必要がありますが、下の子が小さい現状では、きれいに家を保つのがかなり難しいのが現実です。
また、お姉ちゃんはまだ一人で寝れないので寝室に家族4人が並んで寝れるだけのスペースが必要となります。
こうした条件からこの案は没となりました。
それにしても、ユニット工法のセキスイハイムは間取りの制限がきつい・・・。
我が家のような変形地では理想の間取りをつくるのがかなり難しいので注意してください。
理想の住宅を手に入れるために
家は一生のうちで一番高い買い物。できるだけ、いろんな会社やプランを吟味して選びたいですよね。
ただ、限られた時間と費用の中で、業者を一つ一つあたっていくのは大変ですよね。
わが家は全部で20社近い近いハウスメーカーや工務店を回りましたが、ものすごく疲れたし時間がかかりました。
特に、小さな子どもを連れているとまともに話を聞くの難しいかと思います。だからこそ、実際に足を運んで地元の業者に相談しながら同時に「タウンライフ」などの一括見積サイトの活用をおススメしています。
引っ越しなどはもはや一括見積サイト通して依頼することが当たり前ですが、家づくりでは一括見積サイトは併用して活用するのがおススメです。
私としても、一括見積サイトだけで業者を選ぶのはどうかと思いますが、こうしたサイトで見積もりを取っておくことで、値引き交渉などにも活用できるのでお勧めです。
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