お庭を有意義に活用したいと思ったときにまず思いつくのがウッドデッキ。
ウッドデッキの上でプールを楽しんだり、お庭でランチや、家族・友人との楽しい時間を過ごごしたり、リラックスしながら読書を楽しんだりと、屋外でのくつろぎや憩いの場として非常に人気があります。
特に、ウッドデッキは室内と屋外をゆるやかに繋げることで、お庭の自然をより身近に感じることのできるようになります。
くつろぎの場や家族団らんの場として人気のウッドデッキですが、夏場は直射日光が当たると火傷するほど熱くなり、裸足で歩けなくなるってしっていましたか?
夏場のウッドデッキの注意点と、その対策について解説します。
このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者を専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
宅地建物取引士の資格を活かし、外構業者で働いていた時には建売住宅の販売業務を、現在は相続物件の相談業務も行っています。
プロフィール
保有資格:宅地建物取引士
建築業界歴:8年(2024年時点)
(内、職人歴:1年 外構・エクステリア専門店:5年 福祉建築会社:2年)
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
2024年 ESSEonlineの「日刊住まい」にてライター(ペンネーム:玉城夏海)として活動
夏のウッドデッキは火傷に注意!熱さの原因を解説
「ウッドデッキは熱い」ということを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、ここでいうウッドデッキというのは実は樹脂製のウッドデッキでウリンなどの天然木を使用したウッドデッキではありません。
木材の高騰や天然木のウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要なことから、最近ではウッドデッキというと樹脂製のウッドデッキが一般的となっています。
樹脂製のウッドデッキは、樹脂素材を使用して作られた人工木材のデッキです。樹脂と木粉を配合してられるのですが、素材として用いられる樹脂が熱をため込みやすい特徴を持っている為、夏場は直射日光を浴びることによって表面温度が非常に高くなり、裸足で歩くと火傷するぐらいの熱さまで上がります。
樹脂製のウッドデッキと比べるとマシですが、天然木のウッドデッキも夏場の直射日光で熱くなるので注意が必要です。また、天然木の場合はメンテナンスが不十分だとトゲやささくれが発生する恐れがあるので、裸足では歩かないように注意をしてください。
樹脂製ウッドデッキのクチコミ
実際にウッドデッキをつけている人の意見についても紹介します。
樹脂板ですが夏場に直射日光を受けると熱されてスッゴい熱いのでそのままなら朝9時でも裸足では出られません。私は夏場は熱され防止ついでに布団干してます ダニ退治にはいいと思います。
yahoo知恵袋より
5~6月ぐらいでも、日差しが強い日には 素足で乗るのは難しいぐらいに熱くなります。 夏は照り返しも有り、とてもじゃないですが デッキ上にはいられません。
夏はスリッパでも熱くて 駄目です、それほど熱いのです。 とてもじゃないですが、デッキの上でプールはできません。まあ、プールの水が温まってよいという意見もあるかもしれませんが。
yahoo知恵袋より
人工木は真夏は熱くてはだしでは歩けないほどになる。
ウッドデッキの下はネコが入れないような工夫をしないと、トイレにされデッキが悪臭につつまれる。デメリットばかり書いてますが、ウッドデッキおすすめです。
yahoo知恵袋より
やはり、夏場ははだしで歩けなくなるという意見が多く見受けられます。
実際、私自身も外構業者で働いていた時は、ウッドデッキを作ってそのうえでビニールプールを広げたいという相談をよく受けたのですが、直射日光で熱くなるのでプールをしたい場合はテラス屋根などをつけて日差しを遮るようにしないと、熱くて夏場は使えないというお話をさせてもらっていました。
樹脂製ウッドデッキの特徴
樹脂製ウッドデッキは、天然木に比べてメンテナンスが楽で耐久性が高いため、なかなかウッドデッキのメンテナンスをする時間を作ることができないという子育て世代や、体力的にメンテナンスが難しいというシニア世代にとって魅力的なデッキ素材と言えます。
また、「今あるウッドデッキがボロボロになってしまったからリフォームしたい」という声も多く、天然木のウッドデッキから樹脂製の人工木のウッドデッキにリフォームする人も少なくありません。
ここでは、メンテンス性・耐久性に優れた樹脂製ウッドデッキに特徴をまとめたいと思います。
①耐久性
樹脂製のウッドデッキは、天然木に比べて耐久性が高い特徴があります。樹腐食や虫害に強く、水や湿気にも耐性があります。そのため、メンテナンスをしなくても長い期間使用することができます。
②メンテナンス性
天然木は定期的に防水塗装などのメンテナンスが必要ですが、樹脂製のウッドデッキはメンテナンスが簡単です。デッキについた汚れについては高圧洗浄があると簡単に綺麗にすることができます。また、しつこい汚れについてはサンドペーパーなどで汚れを削り落とします。
③色と風合いのバリエーション
樹脂製のウッドデッキはさまざまな色と風合いがあります。自然木のような木目調のものからシックなデザインのものまで様々バリエーションのものがあり、家の雰囲気に合わせて商品を選ぶことができます。
さきさきパパおススメのYKKapのリウッドデッキ
LIXILや三協アルミなど色々なメーカーからウッドデッキが発売されていますが、基本的には大きな差はなく、各メーカーの商品を並べておくと、何となく色の違いや幅の違いがあることがわかる程度です。
そんな中でもおススメなのがYKKapのリウッドデッキです。
リウッドデッキは目地部分がデッキの表と裏でズレる構造となっていてるので、すき間から物が落ちる心配がありません。また、デッキの下に光が差し込まないので雑草が生えにくいというメリットもあります。
小さい子ってこういった隙間から物を落とすのが大好きなので、リウッドデッキの構造は助かります。
ウッドデッキの暑さ対策
夏もウッドデッキを楽しみたいという方に向けて、ウッドデッキの熱さ対策をいくつか紹介したいと思います。
①日陰を作る
シェードやオーニング、テラス屋根などを取り付けてウッドデッキに直射日光が当たらない様にすることで、ウッドデッキの表面温度を抑えることができます。
実際にウッドデッキの上でプールをするにしても、日陰があるのと無いのとでは大違いです。熱中症や紫外線から肌を守るためにもテラス屋根などで日陰をつくることをおススメまします。
②打ち水をする
実際に、ウッドデッキを使用する前にホースで水をかけることで、表面温度を下げることとができます。子どもがプールで遊ぶ前の準備として、打ち水をしておくことをおススメします。
③ウッドデッキでなくタイルデッキを選ぶ
元も子のないかもしれませんが、タイルデッキを選択するというのはどうでしょうか?
もし、ウッドデッキとタイルデッキとではウッドデッキの方が安いと思ってウッドデッキを選んでいるのであれば、一度、ウッドデッキも見積をとってみてください。ネット上ではウッドデッキよりタイルデッキは高いという意見が多いですが、実際に見積をとってみると思ったほど金額に差はないかと思います。
さすがにブラックのタイルを使用すると熱くなってしまいますが、ホワイト系の色であればそこまで熱くなりません。
まとめ
樹脂製ウッドデッキは耐久性が高く、風合いも本物の木にそっくりで人気ですが、夏は直射日光が当たると表面温度が非常に高くなるというデメリットがあります。
なので、お庭にウッドデッキを施工する際にはテラス屋根やオーニングなど日陰を作って表面温度を抑える工夫が必要です。
また、ウッドデッキにこだわらずにタイルデッキにするのも選択肢のひとつです。
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