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太陽光パネルの実力は?上半期の電気代はいくら抑えられたのか!

エネルギー代金が値上がりしているなか、
果たして太陽光の効果はいかに!

この記事を読んで欲しい人

・これから新築を考えていて太陽光パネルや蓄電池を考えているひと
・これからリフォームで太陽光パネルや蓄電池を考えているひと

エネルギー代が値上がりしている昨今、太陽光パネルをつけたことで本当に電気代が抑えることができるのか?設置費用を実際に回収することは可能なのか気になりますよね?

自分自身、太陽光パネルについては懐疑的で、買取価格が高かったときは太陽光パネルと付ける経済的メリットは大きかったけど、今は取り付けたところでそんなにメリットはないのでは・・・。と、思っていました。

我が家は太陽光パネルが標準仕様でしたが、オプションだったらかなり悩んでいたと思います。

今回は、太陽光パネルの経済的効果について上半期の数字を見ていきながら太陽光パネルを付ける意メリットについて確認してみようと思います。。

このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。

プロフィール aboutさきさきパパ
保有資格:宅地建物取引士
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)

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わが家のスペック

売電価格などの報告の前に、まずは我が家のスペックについて簡単に説明します。

◆ハウスメーカー:セキスイハイム
  商品:スマートパワーステーション
◆太陽光パネル:6.48kw
◆蓄電池:9.9kw
◆オール電化
◆関西電力

太陽光パネルによる節電効果

発電量と消費電力

以前は、太陽光で発電された電気はそのまま電力会社に売って、自宅で使用する電気については電力会社から買うというスタイルが一般的でしたが、最近は太陽光と蓄電池をセットで付けて作った電気はそのまま自宅で使うというスタイルに変わってきました。
太陽光で作られた電気は、まず蓄電池に貯められ、蓄電池が十分に充電され、それでも余った電気を電力会社に売るというスタイルが一般的になりつつあります。もちろん、蓄電池に充電しながら一部電気は、冷蔵庫などの家電を動かすためにその場で消費されます。

蓄電池に電気を貯めて、蓄電池に貯められた電気を消費し無くなってから電力を買うことで電気代を抑えることができます。

1月から6月の間に太陽光パネルで発電した電力と、売電した電力量自分たちで消費した電力、そして電気会社から買った電力量については以下の様になっています。

発電電力売電量自家消費買電量
1月504kWh193kWh311kWh797kWh
2月515kWh141kWh374kWh727kWh
3月896kWh381kWh515kWh606kWh
4月860kWh492kWh368kWh292kWh
5月1,055kWh667kWh388kWh164kwh
6月986kWh488kWh480kWh105kWh

発電電力売電量自家消費

この電力量を、実際にお金に換えると次のようになります。

経済効果売電価格自家消費買電価格
1月9,501円3,281円6,220円27,000円
2月9,877円2,397円7,480円19,931円
3月16,777円6,477円10,300円16,255円
4月15,724円8,364円7,360円8,672円
5月19,099円11,339円7,760円5,386円
6月17,896円8,296円9,600円4,246円

売電価格=17円(2022年度固定価格買取制度
自家消費=20円

1月から6月での電気代の削減効果はなんと88,874円 

自家消費の電気代については、控え目に金額設定をしています。
そのうえで本格的な夏を迎える前の段階でこれだけの経済効果があるのは大きいと思います。

売電価格については毎年価格が見直されており、電力会社と売電契約を結んだ日時から10年間はその年に決められた売電価格で電気会社に買い取ってもらうことが可能となっています。

我が家は2022年度に契約を結んでいるので買取価格は1kWhあたり17円となっています。

電気料金については関西電力の「はぴeタイムR」に加入しており、季節や時間帯によって電力量料金単価が異なるメニューとなっています。日中は太陽光パネルで発電した電気を、夕方以降は蓄電池に溜まった電気を使用しており、冬場の暖房をガンガンに使用している時でもでも22時ぐらいまでなら蓄電池の電力で生活が可能です。

蓄電池に貯められた電気を使用しているのはリビングタイムなのですが、ナイトタイムまで充電が持っている日もあるので、ここでは計算しやすい20円/kwhとして考えています。

何年で設置費用を回収できるのか

関西電力は原子力が動いているということもあって、他の電力会社と比べると電気料金が低く抑えれていますが、東京電力だと「1kWh=30円」ということなので太陽光パネルの効果はかなり大きくなります。

冬場は日照時間が短いので太陽光があっても電気代が高くなってしまいますね。
ただ、4月には自家消費の分を差し引いても売電価格と電気代がトントン、5月以降は完全な黒字となっています。

太陽光パネルについては、屋根に標準搭載のため家を建てる際の見積に太陽光パネルの費用が出てこななかったので、ここでは一般的な相場である150万円として計算しようとおもいます。

蓄電システムについては、概ね143万円となっているので合計で293万円を設置費用とします。

太陽光設置費(6.48kWh):150万円
蓄電システム(9.9kw):143万円
設置費用合計:293万円

年間の経済効果については、上半期の合計88,874円の倍の177,748円

10年間は売電価格の買い取り金額が17円と固定されているので、まずは10年間の経済的メリット(①)を計算します。

177,748円×10年=1,777,480円(①)

次に、設置費用からこの金額を引きます

2,930,000円-1,777,480円=1,152,520円(②)

10年目以降については、残りの金額(②)について年間の自家消費電力(③)と年間の売電額(④)で何年で元が取れるようになるのか計算していきます。

年間自家消費電力
48,720円×2=97,440円(③)

固定買い取り制度が終了した10年以降はの売電価格については、1kWhあたり10円程度になると言われているの、とりあえず10円として計算したいと思います。

10年目以降の売電額
2,362kWh×10円=23,620円(④)

10年目以降の1年間当たりの経済的メリット(③+④)については

97,440円23,620円=121,060円(⑤)

年間で6万円程度、経済効果が減ってしまうようですね・・・。

最後に、残っている金額(②)から年間の経済的メリット(⑤)を割ると

1,152,520円÷121,060円=9.52年

したがって、19年6ヶ月で元が取れる計算になっています。

この計算には夏の時期の実際の数字が入っておらず、太陽光には不利な冬から梅雨の期間の数字だけで計算しています。なので、本来はもっと早く元が取れると思います

太陽光業者のHPを見る限りでは15年ぐらいで元が取れる計算みたいですね。

まとめ:余裕があるなら太陽光と蓄電池は設置すべき

太陽光にとって不利な1月~6月の期間だけの数字で出した計算でも、太陽光と蓄電池の組み合わせて、年間177,748円の経済的メリットがあることがわかりました。
(10年目以降は121,060円)

今後、電気の買い取り価格は下がっていくことになると思いますが、一方で電気代についてはますます上がっていく可能性があります。そうなってくると、電気の自給自足をすることで電気代を大きく削減することができます。

設置費用の元を取るのに15年~20年程度かかるかもしれませんが、それ以降は完全な収入になります。
もし家を建てる予算に余裕があるなら、太陽光と蓄電池は設置をオススメします

月々の電気代が安くなって、無理な節約をする必要がなくなるから精神的にも余裕が生まれます!

理想の住宅を手に入れるために

家は一生のうちで一番高い買い物。できるだけ、いろんな会社やプランを吟味して選びたいですよね。
ただ、限られた時間と費用の中で、業者を一つ一つあたっていくのは大変ですよね。

わが家は全部で20社近い近いハウスメーカーや工務店を回りましたが、ものすごく疲れたし時間がかかりました。

特に、小さな子どもを連れているとまともに話を聞くの難しいかと思います。だからこそ、実際に足を運んで地元の業者に相談しながら同時に「タウンライフ」などの一括見積サイトの活用をおススメしています。

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