外構はライティングで見違える！満足度がアップする照明計画

こんにちは。最近、日が長くなってきてはいますが、まだまだ仕事が終わて家路に着くころには周囲が暗くなっていますね。暗くなるのが早い冬の時期は特にですが、夜道を歩く際、玄関灯や門灯が灯っている家を見かけると、何だかほっとしますよね。

今回は、エクステリアや外構計画のなかではあまり注目されることの少ないライティング計画について掘り下げてみたいと思います。

屋外の照明（ライティング）の役割

屋外の照明については、屋内の照明と比べるとあまり注目されていないかもしれませんが、その役割は重要です。屋外の照明は、家や庭を美しく演出するだけでなく、安全性や防犯性を高める重要な要素でもあります。

屋外の照明は建物や庭園の魅力を引き立てるだけでなく、暗闇からの安心感を提供し、夜の生活をより楽しく、豊かなものにしてくれます。

周囲を照らし安全性を高める

屋外照明の役割の１つが安全性の確保です。アプローチや玄関ポーチなどの動線を照らすことで、足元の安全性を確保、家族や訪問者の安全を確保することができます。また、庭や駐車場などの広いスペースにも適切な照明を配置することで、転倒や障害物による事故を防止することができます。

防犯対策

外灯が少なく、人通りが少ない暗い道は不安ですよね。
しかし、門灯などを点けて夜道を照らすことで、自分の家だけでなく地域に対しても防犯対策として貢献することができます。

防犯対策で照明を設置する場合は、人感センサーライトがオススメです。人が近づくと自動的に点灯するので、不審者を寄せ付けず、かつ節電にも役立ちます。

お庭・外構の演出

エクステリアにおいて屋外の照明は、陰影が映えることもあり、外観を格好良く演出するためによく利用されます。また、夜遅くに仕事から帰ってきた時には、ライティングで素敵に演出された外構は心を癒してくれます。暗闇の中に輝く照明が、家や庭を美しく包み込み、心地よい雰囲気を作り出します。その光景を眺めるだけで、日々の疲れやストレスが癒されます。

気になる照明の電気代

門灯やお庭のライトなどを防犯の為に電気を点けっぱなしにすることに対して電気代を気にする人もいますが、屋外の照明は現在、12ボルトや24ボルトのローボルトタイプのLED照明が主流となっており、ローボルトタイプの照明なら夜中の10時間、1か月間付けたと仮定しても60円程度となります。
※電球（20kw・100V）の場合は200円程度

また、家の中の100ボルトの回線をローボルトに変換する装置には、日没を感知するセンサーがついているので、日没から〇時間だけ電気をつけておくというような設定も可能です。

なので、外構やお庭を魅せる為のライティングや足元の安全を確保するための照明は深夜には電気が切れるように設定しておき、防犯用の照明には人感センサーライトのものを使用するなど、使い分けることで電気代を抑えることができます。

外構ライティングのアイデア

上で解説してきたように、外まわりのライティングは、安全性の確保だけでなく、家の外観や庭園を美しく演出し、夜間にも魅力的な空間を提供する重要な要素です。明るさや配光の工夫によって、建物や植栽、アウトドアスペースを効果的に引き立てることができます。

ライティングの具体的な施工例としてはエクステリアメーカーであるタカショーさんが光の施工例集というサイトを公開しているのでそちらが参考になります。

ファサードのライティング

ファサードは、人目に最もつく場所であり、日常的に利用する場所です。

そのため、ファザードのライティングには、安全性と防犯性そしてデザイン性のすべてが求められます。ファサードをライティングをライティングすることで、外観の雰囲気が大きく変わり、魅せる外構に生まれ変わります。夜の美しさを向上させることで、満足度も高まります。

ファサードには、シンボルツリーを照らすスポットライトや足元を照らすフラットライト、カーポートなど上から照らすダウンライトがおすすめです。

ガーデンのライティング

プライベート空間であるお庭のライティングは、夜を楽しむためのライティングになります。
夜でもお庭を活用することができるようにしたり、室内からライティングされたお庭を眺めて楽しむことができます。

お庭のライティングには、足元から腰付近の光源としてポールライトがおすすめです。ただし、他の照明器具と比べると存在感があるので、設置場所やデザインに関しては工夫が必要です。また、タイルデッキなどのデッキがにはフラットライト、下の画像のようにデッキの蹴上（階段）にLEDバーを使用すると浮遊感が出て非日常の雰囲気を味わうことができます。

まとめ

エクステリアなど屋外のライティングは、機能性が求められる室内の照明と異なり外観を格好良く演出することを目的に使用されることが多いですが、演出だけでなく防犯や足元の安全性の確保としての目的にも使われます。

また、ライティングで演出されたファサードは夜遅くに仕事から帰ってきた時などに心を癒してくれ、その光景を眺めるだけで、日々の疲れやストレスもほどけていくような気がしてきます。

デザイン性の高い外構デザインをしようと思うと費用もかかってきますが、ライティングなら比較的コストを抑えてデザイン性の高い外構にすることが可能です。ライティングの計画までしっかりとした人は外構に対する満足度も高くなる傾向があるので、これからお庭やファサードのリフォームや新築外構を考えている人は屋外の照明についても一度考えてみてください。

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