引き戸は開閉時の身体の動きが少なく、また、開口部の有効スペースが開き戸より大きく取れることから、現在の職場である介護リフォームの業界では開き戸から引き戸へのリフォームはよくある工事の一つとなっています。
介護リフォームの業界で働いている身としては、引き戸以外の選択肢はありえない!
最近の引き戸はゆっくりと閉まるソフトクローズ機構がついているので、小さな子どもが指を挟む危険性も少なく、小さな子供からお年寄りまで使いやすいいユニバーサルデザインとして注目されています。
引き戸を大量に採用してみて実感した、引き戸のメリットとデメリット、そして後悔ポイントをそれぞれ解説します。
このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者を専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
宅地建物取引士の資格を活かし、外構業者で働いていた時には建売住宅の販売業務を、現在は相続物件の相談業務も行っています。
プロフィール
保有資格:宅地建物取引士
建築業界歴:8年(2024年時点)
(内、職人歴:1年 外構・エクステリア専門店:5年 福祉建築会社:2年)
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
2024年 ESSEonlineの「日刊住まい」にてライター(ペンネーム:玉城夏海)として活動
我が家の扉事情
我が家ではほとんどの扉で引戸を採用しています。開き戸になっているのは、玄関と勝手口、それと2階バルコニーへ出入口など、気密性を高める為に開き戸の選択肢しかない外部との出入口。そして、間取りの関係で引戸にできなかった、子ども部屋となっています。。
収納や浴室以外はほぼ引き戸を採用!
引き戸の特徴
最近の引き戸は基本的に上吊りになっており、床にレールがなく、見た目もすっきりしています。
また、ソフトクローズ機構がついているので閉まるときにはブレーキがかかり、ゆっくりと閉まります。
メリット
部屋を広く使える
開き戸の場合、扉が円を描いて動く為に扉が動く範囲に物を置くとことができませんが、引き戸は横にスライドするだけなので床面積を有効活用できます。
空間を広く使えて仕切ることができる
扉と壁との一体感がある引き戸の場合、扉を開け締めすることで空間を広くしたり区切ったりすることができます。開けっ放しでも邪魔にならないので、開けっ放しにして空間を広く見せることができます。
開けっ放しで家事動線が楽
冷暖房を付けていない、全館空調で電気代を気にする必要がないのであれば、開けっ放しにできる引き戸は家事動線の邪魔になりません。
ドアの場合は風にあおられて「ばたん!」とドアが閉まることがありますが、開き戸の場合はこういう心配がありません。
足で開けれる
引き戸の納まりにもよりますが、場合によっては足でドアを開けることも可能なので、めんどくさがり屋の人にとっては荷物で手がふさがっている時などは助かります。
デメリット
スイッチ、コンセントの位置に困る
引き戸を設置する場合、開口部の他に引き込み部のスペースが必要になってきます。この部分にはスイッチやコンセントを設置できなくなるので、LDKなどに引き戸を採用しすぎると後々大変なことになるかもしれません。
気密性・遮音性が低い
引き戸はドアと比べ、気密性が低く音や光がもれます。
我が家の失敗がここです・・・
廊下の電気が洩れ入ってきたり、子ども部屋で遊んでいる物音が聞こえてくるので、寝室などには引き戸の採用はあまりおすすめしません。
実際に住んでみて
実際に生活してみた感想としては、LDKなどがある家族全員で利用する共有スペースである1階については引き戸、寝室や子ども部屋などプライバシーの確保が必要な2階は開き戸が良かったかなと思っています。
ただし、狭い部屋に内開きの開き戸を採用すると、床の有効スペースがかなり狭くなるので注意が必要です。一方で、外開きにするとドアを開けたときに廊下の人とぶつかるなんて心配もあります。
我が家もそうですが、最近は6畳よりも小さいな狭い子供部屋を採用する人が増えてきています。室内が狭いからこそ扉の付け方は工夫が必要です!
我が家の場合、寝室と子ども部屋の両方を外開きにするとぶつかる可能性があるので、寝室をうち開き、子ども部屋を外開きにと思ったりもしましたが、そうしたらベッドが置きづらくなるんですよね・・・。
家づくりは本当に住んでみないと分からないことが多いですね。
理想の住宅を手に入れるために
家は一生のうちで一番高い買い物。できるだけ、いろんな会社やプランを吟味して選びたいですよね。
ただ、限られた時間と費用の中で、業者を一つ一つあたっていくのは大変ですよね。
わが家は全部で20社近い近いハウスメーカーや工務店を回りましたが、ものすごく疲れたし時間がかかりました。
特に、小さな子どもを連れているとまともに話を聞くの難しいかと思います。だからこそ、実際に足を運んで地元の業者に相談しながら同時に「タウンライフ」などの一括見積サイトの活用をおススメしています。
引っ越しなどはもはや一括見積サイト通して依頼することが当たり前ですが、家づくりでは一括見積サイトは併用して活用するのがおススメです。
私としても、一括見積サイトだけで業者を選ぶのはどうかと思いますが、こうしたサイトで見積もりを取っておくことで、値引き交渉などにも活用できるのでお勧めです。
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