セキスイハイムは、工場で製造されたユニットを、現地で組み立てるプレハブ工法による施工を行っているハウスメーカーです。

セキスイハイム山陽HPより

工場で8割以上が作られるので、品質が一定で工期が天候に左右されないのが特徴となっています。
鉄骨のイメージが強いですが、木造の施工も施工も可能となっています。

工場で作られるユニット工法だからこそ、次の様なメリットとデメリットがあります。

・契約から引き渡しまでの期間が短い
・建物の躯体(骨組み)が雨風に曝されない
・光熱費が安くなる
・断熱性が高い
・人的な施工ミスが発生しにくい

・間取りに制限がある
・外観がダサい
・変形地では建てにくい
・クレーン車が入らない土地で建てられない

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セキスイハイムのメリット

契約から引き渡しまでが早い

セキスイハイムは契約後、着工日に合わせて工場での家づくりがスタートします。
そのため、契約・着工から引き渡しまでが早くなります。

我が家の場合は立て替えということもあり、建替え中の仮住まいの家賃や子どもの小学校の問題もあるので、仮住まいの期間が短いのは助かりました。。

一般的な木造住宅における棟上げにあたる、据付けではたった半日たらずで住宅のほとんどが完成され、残りはクロスや床などの内装工事だけの状態になります。

一条工務店さんなんかは、着工までに1年以上待たないといけないなんて話もあります。しかし、セキスイハイムの場合は契約から図面確定、着工までが早すぎてバタバタでした。

建物の躯体(骨組み)が雨風に晒されない

通常、木造住宅の場合、棟上げされた日から、家の骨格となる躯体(柱や梁)に外壁が取り付けられるまでに1ヶ月程かかりますが、工場で造られたユニットを組み立てるだけのユニット工法なら、半日で家が組み立てられてしますので、躯体や屋内が雨風に晒される心配がほぼありません。

通常の雨の場合は濡れてしまっても、しっかりと乾かせば問題ないのですが、海水を含んだ台風の雨の場合・・・・、ずっと住み続ける立場からすると、心配になりますよね。

通常の雨についても、しっかりと乾かせば安全だと頭では分かっていても、ずぶ濡れになっているのを見ると心配になってしまいますよね。

躯体が雨風に曝される心配がないというのは、長年住み続けるうえで大きな安心になります。

光熱費が安くなる

セキスイハイムに限らず、太陽光・蓄電池搭載の高気密高断熱住宅全般にいえることかと思いますが、光熱費がかなり安く抑えることができます。

太陽光の特性上、夏場に多く発電して冬場の発電量は少なくなるので、さすがに冬場は電気代がそれなりにかかりますが、それでも家を建て替える前と比べるとだい負担が減っています。

実際にセキスイハイムに住んで1年目に支払った電気代と、売電価格そして太陽光による発電量をまとめているのでよかったら参考にしてみてください。

ちなみに、売電価格と自家消費を合わせると約175,000円の経済効果がありました。

断熱性が高い

気密性も高く断熱性が高いので、暖房の効きがとても良いです。

以前は、夜寝る前に石油ストーブでガンガンに部屋の中を温めてもすぐに冷えてしまい、冬場は子どもが風邪をひかないかと、何度も布団をかけ直していましたが、今ではその心配がありません。

もちろん、今でも寝室に暖房器具を使用していますが、効きすぎてむしろ熱いと感じてしまうときがあります。

現在、寝室の暖房にはオイルヒーターを使用しています。オイルヒーターは空気を汚さないので寝室に最適ですが、消費電力が高いというデメリットがあります。ただ、断熱性能の高い住宅なら暖房費用を低く抑えることができるので、相性がいい暖房器具だと思います。

人的な施工ミスが発生しにくい

家づくりには、人的な施工ミスの可能性をゼロにすることができません。

全員が全員、丁寧なベテランの職人さんばかりなら施工ミスも少ないでしょうが、建築業界の人手不足はかなり深刻です。仕事柄、いろんなタイプの職人さんと接する機会があるからこそ人的な施工ミス、ヒューマンエラーのリスクは否定することができません。

しかし、セキスイハイムの様に工場で生産することで、ヒューマンエラーによる施工ミスのリスクを大きく排除することが可能となります。

もちろん、セキスイハイムも最後は人の手による施工なので、こうしたところでの施工ミスは発生します。しかし、家にとって重要な躯体部分での施工ミスは限りなくゼロに近いと思います。

セキスイハイムのデメリット

間取りに制限がある変形地で建てにくい

基本の「18ユニット」「27ユニット」「36ユニット」「45ユニット」「54ユニット」の5種類と奥行きが1.2mの「ハーフユニット」を組み合わせて家をつくります。

セキスイハイム ユニットサイズ

ユニット工法という特殊な工法の為に、間取りに柔軟性が低くなります。例えば、階段や浴室に関して、ユニットを跨ぐことができず同じコンテナで納めないといけないなどのルールがあります。

実際に家づくりをするにあたりどんな壁があったのかについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

また、既存のユニットを組み合わせるので歪な形の土地に対しての対応力が低くなります。

クレーン車が入らない土地では建てられない

セキスイハイムは工法上、ユニットを運ぶトラックやユニットを吊り上げるクレーン車が入ることのできない土地での施工ができません。具体的には全面道路が狭い土地や旗竿地などでの工事は難しくなります。

外観がダサい

木造のグランツーユーという商品はデザイン性のある外観をしていますが、鉄骨の商品に限って言えば四角い箱で外観がダサい。坪単価を上げて屋根に勾配を付けると多少はましになりますが、それでもやっぱりダサい。

メンテナンス性を重視して、外壁をタイルにしたので余計にのっぺりとしたダサい外観になってしまいました。

セキスイハイムに向いている人

セキスイハイムは一言でいうと、できるだけ費用は抑えつつ、外観・デザインよりも性能を重視した人向けのメーカーです。デザイン性を犠牲にすることになりますが、地震に強く、快適でメンテナンス性の高い家を建てることができます。また、60年の長期サポートがあるので安心です。

また、棟上げ(据え付け)の日に家がほぼ完成してしまうという、工期の速さは爽快です。

セキスハイムは工場である程度出来上がったユニットを据え付けるので棟上げの作業が半日で終了。一般的な工法であれば、棟上げから外壁が貼られるまでに1か月~2か月必要です。

一般的な在来工法の場合、家の躯体が雨風に曝されることになりますが、セキスイハイムの場合は躯体が雨風に曝される心配がありません。

半日で終わる棟上げ!天候に左右されない工事

近所で同時期に我が家とは別に3件の新築工事があったのですが、雨が降るたびにセキスイハイムで良かったと心から思います。

セキスハイムは工場である程度出来上がったユニットを据え付けるので棟上げの作業が半日で終了。一般的な工法であれば、棟上げから外壁が貼られるまでに1か月~2か月必要です。

棟上げが夏の終わりだったこともあり、近所で工事していた3件のうち2件は台風で柱が思いっきり濡れていました。しかも海水を含んだ雨だったみたいなので、躯体への影響が気になります。

また、残りの1件は台風などの悪天候の為、棟上げが2週間ほど遅れているようでした。

天気に影響を受けないセキスハイムの工法は、見ていて安心しました。

ハイムギャラリーパーク

東京セキスイハイムHPより

セキスイハイムの工法が一般的な、在来工法ではないこともあるのか、セキスイハイムで家づくりを行う場合、ハイムギャラリーパークにて家でづくりの基礎、工法ごとのメリット・デメリットを学ぶことができます。

実際に契約を結ぶまでの間に、こうした丁寧な家づくりに関する説明があるからか、セキスイハイムには他社について悪口を言う営業マンが少ないように感じます

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