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寒い家に住んでたからこそ伝えたい!冬でも暖かい家は最高に素晴らしい!!

寒い季節になると、新しい家に住んで本当に良かったと実感します。

以前住んでいた家は築40年以上経っており、気密性と断熱性が不十分で、家の中に隙間風が入り込んで、非常に寒かった・・・。

さきさきパパが以前住んでいたような、寒い家に住んでいると脳の老化する話を聞いたことがありますか?世界保健機関(WHO)は冬の住宅の室温を「18度以上に保つこと」を強く勧告しています。

今回は、寒い家に住むと健康に良くないと言われれる理由と、冬でも暖かい家に住んでみて感じたことについて解説していきます。

このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。

プロフィール aboutさきさきパパ
保有資格:宅地建物取引士
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
寒冷な環境での生活が脳の老化につながるという話を聞いたことがありますか?世界保健機関(WHO)は冬季の住宅の室温を「18度以上に保つこと」を強く勧告しています。今回は、なぜ寒さが脳に悪影響を与えるのかについて説明していきます

「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」という兼好法師の格言がありますが、冷暖房のある現在は絶対冬を重視するべきです

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月収5万円を目標に、さきさきパパのプロとしての知識外構バリアフリー土地)や施主としての経験に基づく記事を中心に書いています。「ブログ広告が邪魔で記事が読みにくい」というご意見もあるかと思いますが、良質な記事をブログで発信するためのモチベーションを維持するためにも、執筆作業に対するご褒美としての広告収入が必要です。そして、収入を得る為には広告は必要となっているのでご理解のほどお願いします。

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寒い家は体に悪い

寒い家に住むと体に良くないと言われている理由について説明していきます。

①脳が老化する

寒い住宅環境での生活が脳神経の質に悪影響を及ぼすという研究があります。
慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授らが2016年から毎年行っている調査によれば、断熱性能の低い寒い家に住んでいると脳神経が劣化しやすいことが明らかになりました。伊香賀教授たちの研究によれば、「冬場に1度温かい家に住むと、脳神経が2歳若くなる」という結果でており、適切な室温を維持することが脳の健康に寄与し、年齢に関わらず脳神経の機能を若々しく保つことが可能であることを示唆しています。

「40代から80代まで150人の脳画像を基に、脳の神経線維の質などを点数化すると、冬季の居間室温が低い家と比べて、5度暖かくなることで脳年齢が10歳若く保てるのです。当然認知症の発症も遅くなるでしょう。寒い家では室温の変化が激しい。それによって血管の拡張収縮が繰り返されて動脈硬化が進行しやすく、脳が早く劣化してしまうと考えられます」(伊香賀教授)

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②ヒートショック

寒い家ではヒートショックの危険性が増加します。
例えば、暖かな浴室から急激に冷えた脱衣所へ移動すると、急激な温度差により血管が収縮し、血圧が上昇します。この急激な温度変化による血圧の変動は、目まいやふらつきを引き起こすだけでなく、重篤な場合には心筋梗塞や脳梗塞などの健康被害を引き起こす可能性があります。

ヒートショックは特に高齢者や持病・既往症のある人々にとってリスクが高まります。急激な温度変化によって血管への負担が増し、それが生じることで従来の生活環境との適応が難しくなります。これにより、体調不良や健康被害のリスクが増大します。

③メンタル的な影響

冬の日照時間が短い季節は、うつ状態になりやすいと言われています。
うつ状態を防ぐためにも、特に朝にしっかりと起きて日光を浴びることが重要ですが、寒い朝に起床することはなかなかつらいものです。

また、室内の温度は寝つきや睡眠の質にも影響を与える為、部屋の温度が低いと寝つきが悪くなり睡眠の質が低下します。睡眠の質が低下すると、うつ症状などのメンタルヘルスに悪い影響が出やすくなります。したがって、冬季には十分な睡眠と快適な室温の確保が重要です。

対策としては、朝日を浴びることや室内を暖かく保つことが挙げられます。朝日を浴びることで体内時計が整い、生活リズムが安定します。また、室内が快適であれば、良質な睡眠を得ることができます。

わが家のの室温事情

断熱性能が良いとはいえ、全館空調(あったかハイムこと快適エアリー)を導入していない我が家では、各部屋に冷暖房機器を配置しています。冬季にはLDKではエアコン、玄関では石油ファンヒーター、2階の寝室ではオイルヒーターが活躍しています。

玄関の石油ファンヒーターが無くても玄関や脱衣所の温度は18度から20度程度はありますが、LDKの温度が23度から24度と暖かくなっているので、LDKから移動すると温度差を感じ、肌寒さを感じることがあります。そのため、朝と夜には玄関に石油ファンヒーターを使用しています。また、玄関ホール付近に階段があるので、階段から2階へと暖かい空気が上がっていき、2階も快適な空間になるようにしています。

全館空調とは、その言葉の通り家全体の空調を一元的に管理するシステムです。各部屋に単独でエアコンを設置するのではなく、大型の空調機器を屋根裏などに配置し、家中に通気口を設けて、冷暖房や換気などの空調を統一的に行う仕組みです。

冬に停電した時に備えて、石油ファンヒーターは常に使用可能な状態にしています。
蓄電池があるので停電時でも一定期間は電気を利用することができます。ただし、エアコンを稼働させると急激に電力を消耗するため、そのような状況に備えて、玄関で使用している1台の他に納戸に2台保管しています。

高気密の住宅では、石油ファンヒーターがやガスストーブなどは二酸化炭素濃度が高くなる恐れがあるので使用は推奨されていません。わが家でも、あくまでも補助的な暖房器具として使用しています。

断熱性能の高い家に住んでみて

暖房の効きが良い

建て替え前の家では、石油ファンヒーター2台とエアコンを使っても、真冬はモコモコの服を着て生活をしていました。しかし、現在の家ではエアコン1台だけでもLDKが十分に暖まり、モコモコの服を着なくても快適に過ごせるようになりました。

むしろモコモコの服は暑くて着ていられません。
真冬でもジャージで十分で生活できます。

若干の肌寒さはありますが、玄関の石油ファンヒーターを使用しなくても十分にジャージで生活できます。

子どもの布団をかける必要がない

寝室ではオイルヒーターを利用していますが、温度設定がなかなか難しく、温度計を見るとしばしば26度になっていたりします。春と秋など、オイルヒーターをしまっている時期は布団をかぶって寝ていますが、冬にオイルヒーターを使っていると、逆に暑くて布団はかぶらずに寝ています。

以前の家では、寝室が非常に寒く、夜中に子供の布団を何度もかけなおす必要がありました。しかし、建て替えてからは寝室が暖かいため、子供たちが布団をかけなおす必要がなくなりました。子どもたちが布団をけっていても、気にする必要もかけなおす必要もありません。

朝すっきり起きれる

以前の家では、朝が寒く、目がなかなかすっきりと覚めない時に、熱いシャワーを浴びて強引に目を覚ますことがありましたが、家を建て替えてからはシャワーを浴びなくても、朝はすっきりと目を覚ますことができるようになりました。

お風呂が寒くない

寒い家のお風呂はお湯がすぐに冷えるためお湯を温めるためには追加の光熱費がかかってしまうだけでなく、ヒートショックなどの健康上の問題も懸念されます。建て替え前の家はユニットバスでしたが、窓がアルミサッシの普通の窓だったため、真冬は窓からの冷気が入り込んで非常に寒かったです。寒さ対策として透明のビニール袋を窓に貼って対策していましたが、それでも今の家と比べると格段に寒さが感じられ、お風呂に入る前に脱衣所と浴室をストーブで暖めておかないと辛い状態でした。

古い家のお風呂の断熱リフォームとしてユニットバスへのリフォームが一般的です。
在来工法と呼ばれるタイル張の昔からのお風呂は気密性が低いため断熱性が低くなっています。一方、ユニットバスは天井や壁などの周囲を保温材で覆われているので、浴室の熱が逃げにくくなっています。
※最近は断熱技術が向上しているので、在来工法でも暖かい浴室を作ることが可能です。

建て替えてからは、冬場でも浴室が快適な温度に保たれており、シャワーだけでも体を十分に温めることができます。


家を建て替えて活躍の機会がなくなった物
・もこもこのルームウェア
・着る毛布
・子どもの着ぐるみパジャマ
・毛布
・羽毛布団
・こたつ

冬でも半袖で生活できることを売にしてるハウスメーカーもありますが、さすがにそこまでは必要ないかな。真冬でも春・秋物の服で生活できたらそれで良いと思います。

暖かい家の注意点
家の中が暖かい為、ついつい薄着で外に出がちになります。
外出時は家の中と外との気温の落差に注意が必要です。

家を暖かくするための対策

本格的に断熱リフォームを行うと、壁や床を剥がすなどの大規模な工事が必要となっていきますが、比較的手軽で効果的なリフォームがあるので紹介します。

①窓のリフォーム

窓は家の中でもっとも熱が逃げやすい部分です。
断熱性の高い二重窓や樹脂サッシなどへのリフォームや、内窓を設置することで簡単に断熱性のをあげることが可能です。古いアルミサッシの窓は断熱性能は低いので、断熱性能の高い窓にリフォームしたり内窓をつけることで、室内の熱が外に逃げるのを防ぐ効果が特に期待できます。

②床暖房の導入

室温が20℃であっても、床の表面温度が10℃だと体感温度は15℃に感じられます。くるぶし周辺は特に寒さを感じやすく、足元の底冷えが解消されない限り、快適な暖かさを感じることが難しいとされています。床暖房は足元から効率的に部屋全体を温めることができ、体感温度を高めるのに役立ちます。

また、床暖房はオイルヒーターと同様に輻射熱を利用しており、温かい物体から放出される赤外線を通じて部屋全体を暖めます。この輻射熱は空気を直接温めるのではなく、物体や床などの表面に当たって暖かさを感じるため、非常に心地よく感じられます。

③内装用断熱パネル

内装用断熱パネルは、壁や床に簡単に貼り付けるだけできる断熱材です。その特徴は工期が短く、住人が家に住みながらでも施工できる点にあります。大まかな施工プロセスは、壁紙を剥がしてむき出しの壁の内側に、断熱ボードをビスや接着剤で取り付けるだけ。そして、壁紙を貼り直せば施工が完成します。

まとめ

この記事では寒い家の問題点と、家を建て替えて暖かい家に1年間住んでみたさきさきパパの感想について書いています。

最近の家は、どんな家も昔と比べると断熱性能は上がっていると思いますが、それでも昔ながらの考えで夏の風通しなどを重視して、気密性や断熱性がおろそかになっている家も少なくはありません。しかし、今時、猛暑で窓を開けても熱い風しか入ってこないので、夏の風通しを考えるだけ無意味です!

それなら、夏は冷房、冬は暖房をつけて快適に過ごせる家を作る方がいいのではないでしょうか?断熱性能についてはどこまで上げるのかというのは、お金との相談になるかと思いますが、少なくても家の窓はアルミサッシではなく、樹脂サッシや複合サッシにすることをおススメします。

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