我が家では2022年にセキスイハイムで家を建てる以前の2017年にも一度、家づくりの計画を立てています。
2017年の段階では、家づくりに関しての知識があまりない状態だったこともあり、土地選びや住宅メーカー選びに心が折れて、中古物件を購入するという選択をしました。
ハウスメーカーの営業マンって、他社の悪口なかりで、まわれば回るほどどこで建てたらいいのかが分からなくなってくるんですよね・・・。
この、新しく家を建てる前に、中古物件を購入したという選択はかなり大きなメリットがあったと思います。
なので、今回は中古物件を購入してから建て替えるメリットとデメリットについて実体験を踏まえて解説していきます。
このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者を専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。
宅地建物取引士の資格を活かし、外構業者で働いていた時には建売住宅の販売業務を、現在は相続物件の相談業務も行っています。
プロフィール
保有資格:宅地建物取引士
建築業界歴:8年(2024年時点)
(内、職人歴:1年 外構・エクステリア専門店:5年 福祉建築会社:2年)
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)
2024年 ESSEonlineの「日刊住まい」にてライター(ペンネーム:玉城夏海)として活動
中古物件購入のメリット
①土地が外れでも引っ越ししやすい
家づくりで大切な要素の1つが土地探しです。校区や日当たりなど調べたら事前に分かることもありますが、夜中や明け方の騒音問題や町内会や近所づきあいなど実際に生活してみないとわからないことって多くあります。
新築の場合、土地選びを失敗したからといって、また一から家づくりをやり直すということは住宅ローンの関係で難しいかと思います。
しかし、中古物件の場合には、物件価格が購入時から値下がりしずらいので住宅ローンを借りていたとしてもオーバーローンになる可能性が低く、売却したお金で住宅ローンの返済が比較的容易になります。
我が家の場合は築40年以上の物件だったので、建物の評価額はほぼゼロ(むしろ、解体費用分値引きしてもらいました)。
更地の土地だった場合の相場より、200万円程度安い金額で購入しました!
土地の価格は簡単には値下がりすることがないので、
失敗したら売却して住み替えたらいいか~(*´▽`*)ノ
と、土地選びにそこまで慎重にならずに物件の購入をすることができたことが、個人的にこの点が中古物件の最大のメリットかと思っています。
②住宅ローンを2回活用できる
また、中古物件を購入して建て替える場合、中古物件の購入時と新たに新築を建てる時の2回、住宅ローン控除を利用することが可能となります。多くの人が、土地と家の総額での住宅ローン控除の適応となるかと思いますが、年収によっては控除額が減ってしまうこともあります。そう考えると、2回に分けて控除を受けることができるのは大きなメリットの一つになります。
さきさきパパが購入した当時は、中古住宅を買って住宅ローン減税を受ける場合、築20年または築25年以上の物件については、加入時に住宅性能の審査がある保険に加入した証明書や耐震基準適合証明書等の提出が必要でしたが、2022年以降は、「1982年以降に建てられた住まいなら住宅ローン減税を申請できる」という要件に変更されています。
お金をかけて審査などをする必要がなくなったので、中古住宅購入者も住宅ローン減税を利用しやすくなりました。
③解体補助金が利用できる
自治体にもよりますが、昭和56年以前の旧耐震基準の住宅に関して、古い家を解体して地震に強い家を建て直す場合には解体費用や建築費用について助成金が出ることがあります。
さきさきパパの住んでいる地域では、解体費用の半額が助成金で対応できました。
④どっしりと構えてハウスメーカーを選べる
新しく家を建てる為には、建てる為の土地が必要です。
なので、土地がない状態で住宅展示場に行くと、家の話を聞きに行っていたはずなのに、土地の話をされることになります。家づくりを依頼する会社選びと土地探しを同時に行う必要があるのは本当に大変です。
しかし、中古住宅を購入して土地がある状態にっていると、土地を探す必要がないのでハウスメーカー選びに集中することができます、また、土地の購入費用を考える必要がないので、住宅にかける予算を考えやすくなります。
土地を持っているかどうかによって、ハウスメーカーの営業マンの態度も変わってきます。
詳しくは↓の記事をご覧ください。
まとめ
一度、中古物件を購入してしばらく住んでから家を建てるメリットについて解説してきました。
家を建てる前に中古物件で生活することで、近所づきあいを含めた周辺の生活環境を知ることができます。また、仮に理想とかけ離れた土地だったとしても、売却してもオーバーローンになる可能性が低く手放しやすいという利点があります。
そして、家を建てる前に周辺環境について知ることができるだけでなく、住宅ローン控除や助成金などの金銭的なメリットや土地探しから解放されることでハウスメーカー選びに集中することができるというメリットがあります。
ただし、建て替えの際の仮住まいを探したり、引っ越しの手間が増えたりというデメリットも存在するので注意は必要です。
理想の住宅を手に入れるために
家は一生のうちで一番高い買い物。できるだけ、いろんな会社やプランを吟味して選びたいですよね。
ただ、限られた時間と費用の中で、業者を一つ一つあたっていくのは大変ですよね。
わが家は全部で20社近い近いハウスメーカーや工務店を回りましたが、ものすごく疲れたし時間がかかりました。
特に、小さな子どもを連れているとまともに話を聞くの難しいかと思います。だからこそ、実際に足を運んで地元の業者に相談しながら同時に「タウンライフ」などの一括見積サイトの活用をおススメしています。
引っ越しなどはもはや一括見積サイト通して依頼することが当たり前ですが、家づくりでは一括見積サイトは併用して活用するのがおススメです。
私としても、一括見積サイトだけで業者を選ぶのはどうかと思いますが、こうしたサイトで見積もりを取っておくことで、値引き交渉などにも活用できるのでお勧めです。
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