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1年住んでみてセキスイハイム よかった点と残念なポイント

こんにちは、昨年の11月末に新築に引っ越ししてから、まる1年が経ちました。

今回はセキスイハイムスマートパワーステーションアーバンに1年間、実際に住んでみた感想について忖度なく書いていきたいと思います。

このブログでは、元外構マンで現在は高齢者や障がい者専門に住宅のリフォームを手掛ける会社に勤めるさきさきパパが、外構や福祉住環境を切り口に家づくりについての情報を発信しています。

プロフィール aboutさきさきパパ
保有資格:宅地建物取引士
2児の父(完成当時:6歳の長女、1歳の長男)
2017年 築40年以上の中古物件購入
2022年 セキスイハイムでマイホーム完成(建て替え)

さきさきパパが家づくりを始めたきっかけについては、こちらの記事を読んでみてください。

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セキスイハイムのスマートパワーステーションアーバンの特徴

セキスイハイムは木造と鉄骨の両方の家づくりをおこなっていますが、共に住宅をユニット単位に分割して工場で生産、現地で組み立てるというユニット工法を採用しているところが特徴としてあげられます。

さきさきパパが建てた、スマートパワーステーションアーバンは、鉄骨タイプの主力商品である、スマートパワーステーションシリーズの中でも、市街地などの狭い土地に立てることが前提となっているシンプルな商品となっており、同シリーズの中でも坪単価が安く抑えられていますが、その分、制限も多くなっています。

制限が多いですが、コスパは良い商品となっています。

我が家の外壁はオプションでタイルにしましたが、少し前まではこの商品ではタイルの選択することも出来なかったそうです。

スマートパワーステーション
大容量のソーラーパネルと蓄電池、そしてHEMS( 家庭で使用されているエネルギーを見える化する管理システム)の3点セットを標準搭載し、エネルギーの自給自足を目指したシリーズ商品。

スマートパワーステーションは現在、「FR」「GR」「アーバン」の3つのラインナップがあり、それぞれ以下のような特徴があります。

■FR

屋根の庇を広げることで、より大容量の太陽光パネルを搭載可能となります。また、太陽光パネルを8kw以上載せることで割引もあるとのことです。

我が家もFRにしたかったのですが、どんなに頑張っても8Kw以上の太陽光を搭載するだけのスペースを確保できなかったためにアーバンとなりました。

■GR

寄棟屋根に近い形の勾配屋根が特徴的の商品で平らな屋根は箱みたいでちょって・・・、というような人向けの商品となっています。また、GRの屋根の特徴は屋根が勾配になることで生まれる空間が屋根裏部屋となっている点です。

屋根裏の天井高は1.4m以下となっていおり、床面積にカウントされず固定資産税の対象にはなりません。

屋根が傾斜屋根になっていることもあり、スマートパワーステーションの中でも一番坪単価が高い商品となっています。

■アーバン

都市部の狭い土地でも光を取り込むことができるように、一部のユニットを左右にスライドさせる、シフトジョイント工法を採用しています。

ただし、このアーバンという商品は他の商品と比べてもキッチンやユニットバスなどの設備関係で選べる商品が限られているなどの制約が多く、使用できるユニットも54ユニットと36ユニットだけになっています。さらにシフトジョイント工法ができるのは上の図のように54ユニットの組み合わせの時だけになっています。

ユニットの種類

セキスイハイムの基本のユニットは「18ユニット」「27ユニット」「36ユニット」「45ユニット」「54ユニット」の5種類あります。

さらに、上記の5種類に対しそれぞれ奥行が1.2mの「ハーフユニット」が存在しています。このハーフユニットは、「もう少しだけLDKを広くしたいけど、基本のユニットの奥行2.4mだと広すぎる、もしくは、土地に収まらない」という時に使用されます。

また、これらのユニットとは別にオプションでアルファユニットというユニットが存在します。

アルファユニットはオプション扱いなので、アーバンでも選択が可能でしたが設置に際して、ルールが決められており、我が家では結局つけることができませんでした。

良かった点

①契約から引き渡しまでが早い

セキスイハイムと契約して良かった点は、なんといっても契約から引き渡しまでの早さが上げられます。我が家の場合は立て替えということもあり、建替え中の仮住まいの家賃や子どもの小学校の問題もあるので、仮住まいの期間をできるだけ短くしたいという希望がありました。

その点、セキスイハイムは、家のづくりの工程のほとんどを工場で行うことで、家を建て壊してから家が完成するまでの期間が他のハウスメーカー、工務店と比べても短くすみます。
一般的な木造住宅における棟上げにあたる、据付けではたった半日たらずで住宅のほとんどが完成され、残りはクロスや床などの内装工事だけの状態になります。

人気の一条工務店さんなんかは、着工までに1年以上待たないといけないという話もありますが、セキスイハイムの場合はあまりにも契約から図面確定、着工までが早すぎてバタバタでした。

②建物の躯体(骨組み)が雨風に晒されない

通常、木造住宅の場合、棟上げされた日から、家の骨格となる躯体(柱や梁)に外壁が取り付けられるまでに1ヶ月程かかりますが、工場で造られたユニットを組み立てるだけのユニット工法なら、半日で家が組み立てられてしますので、躯体や屋内が雨風に晒される心配がほぼありません。

近所に、我が家と同時期に着工した家が3件あったのですが、夏から秋にかけての着工だったために3件とも台風の雨風に躯体が晒されてしまっていました。通常の雨の場合は濡れてしまっても、しっかちと乾かせば問題ないのですが、海水を含んだ台風の雨の場合・・・・、ずっと住み続ける立場からすると、心配になりますよね。

通常の雨についても、しっかりと乾かせば安全だと頭では分かっていても、ずぶ濡れになっているのを見ると心配になってしまいますよね。

③コンセントの数

セキスイハイムの魅力の3つ目はコンセントをいくつ付けても追加料金が発生しないという点です。家づくりのよくある失敗のなかに「コンセントのつけ忘れ」がありますが。セキスイハイムなら営業さんかインテリアコーディネーターさんが少し過剰なくらいにコンセントの提案をしてくれるので、その心配は少なくてすむと思います。

唯一コンセントを付けておけばよかったと思う場所が、キッチンの足元です。
冬場の寒い時期に電気ストーブを置くために設置しておけばよかった。

キッチンの付けわすれはありますがつけ忘れはここぐらいで、他の部屋に関して言えばコンセントをつけすぎて余っているぐらいです。ただ、コンセントに対する不満がキッチン以外にないかと言うと、そういうわけでなく、あと30㎝ぐらいずらしておけばよかったという箇所はいくつかあります。
ただ、こればっかりは、実際に家具をおいて生活してみないと分からない所なので、仕方が無いかもしれませんが・・・。

外部コンセントについては1個あたり、5000円の追加料金が発生しました。

④光熱費が安い

セキスイハイムに限らず、太陽光・蓄電池搭載の高気密高断熱住宅全般にいえることかと思いますが、光熱費がかなり安く抑えることができます。

太陽光の特性上、夏場に多く発電して冬場の発電量は少なくなるので、さすがに冬場は電気代がそれなりにかかりますが、それでも家を建て替える前と比べるとだい負担が減っています。

今年(2023年)の上半期分だけですが、実際に支払った電気代と、売電価格そして太陽光による発電量をまとめているのでよかったら参考にしてみてください。

ちなみに、半年だけで売電価格と自家消費を合わせると約88,000円の経済効果がありました。

⑤断熱性が高い

気密性も高く断熱性が高いので、暖房の効きがとても良いです。

以前は、夜寝る前に石油ストーブでガンガンに部屋の中を温めてもすぐに冷えてしまい、冬場は子どもが風邪をひかないかと、何度も布団をかけ直していましたが、今ではその心配がありません。

もちろん、今でも寝室に暖房器具を使用していますが、効きすぎてむしろ熱いと感じてしまうときがあります。

現在、寝室の暖房にはオイルヒーターを使用しています。オイルヒーターは空気を汚さないので寝室に最適ですが、消費電力が高いというデメリットがあります。ただ、断熱性能の高い住宅なら暖房費用を低く抑えることができるので、相性がいい暖房器具だと思います。

後悔

①間取りの制限

セキスイハイムはユニット工法という特殊な工法の為に、間取りに柔軟性が低くなります。また、我が家のアーバンという商品自体が坪単価が低いかわりに色々な制限も多い商品だったために、間取りを考えるうえで凄く頭を悩ませました。

我が家が間取りを考える際に、困った制限について紹介します。

階段・浴室の位置

階段や浴室に関して、ユニットを跨ぐことができず同じコンテナで納めないといけないというルールがあります。特に階段については直線階段にしたいと思っていたのですが、コンテナ内に収めるためには回り階段にする必要がありました。

実際に建てた間取りでは、トイレが玄関はいってすぐのところにあるのですが、トイレは別の場所に持っていきたかった・・・。階段の位置に融通がきけばもう少し別の場所に持っていくこともできたの出すが。

キッチンについてもユニットをまたぐことができません。

使用できるユニットの数が少ない

スマートパワーステーションアーバンは使用可能なユニットの選択肢がすくない為、ただでさえ低い間取りの柔軟性がさらに低くなってしまいました。間取り確定直前までは、56ユニットを3つと36ユニットを1つ、そして玄関部分にαユニットを使用する形での間取りとなっていました。

同じ坪数でもユニット数が増えると価格が高くなるため、できるだけ56ユニットを使って提案を考えてくれたようなのですが、それだとLDKが妻の希望よりも小さくなってしまうために、36ユニットを7個使用した現在の間取りにしてもらいました。

土地の形がいびつなので、駐車スペースを確保しながら部屋の大きさを確保するのが2種類のユニットだけだと、かなり難しい・・・。

間取り確定直前の間取り
実際の間取り

αユニットの使用にも制限があり、確定前の間取りでキッチン部分にもαユニットをつけてパントリーを作ろうと思ったのですが、アーバンにはアルファユニットを付ける際には基本となるユニットの「短辺」か「長辺」のどちらかだけしか付けることができないという縛りがあるらしく、玄関部分で「短辺」にアルファユニットを使用しているので、キッチンではαユニットを使用することができませんでした。

②外観がダサい

木造のグランツーユーという商品はデザイン性のある外観をしていますが、鉄骨の商品に限って言えば四角い箱で外観がダサい。坪単価を上げて屋根に勾配を付けると多少はましになりますが、それでもやっぱりダサい。

メンテナンス性を重視して、外壁をタイルにしたので余計にのっぺりとしたダサい外観になってしまいました。

もともとは、木造で考えて住宅展示場に行ったのですが、ウッドショックの影響で木造の坪単価が上がってしまって、最近は外観にこだわりがないのであれば鉄骨をオススメしていると営業さんに言われ、鉄骨の方が地震に強そうだし見た目(デザイン)の優先度低めだったので鉄骨で家を建てることにしました。

私も妻も共に、セキスイハイムは快適だけどダサい、というのが率直な感想です。

③24時間換気の吹き出し口

セキスイハイムの第一種換気システム「エアファクトリー」とエアファクトリーに全館空調システム(エアコン機能)を加えた「快適エアリー」の吹き出し口「ガラリ」がものすごく邪魔になります。

同じセキスイハイムでも、木造の方は吹き出し口が天井についているので気にはならなと思いますが、床に吹き出し口がある鉄骨の場合は、ガラリの上にはモノを置けないため、家具などの配置に注意する必要があります。

ガラリを設置するオススメの場所は、家具を置く可能性が限りなく少ない場所です。
具体的には、「吐き出し窓の前」や「TVボードの前」などかと思います。

また、ガラリで問題になるのがゴミの問題。

吸い込み口には専用のフィルターがあるのですが、掃き出し口には何もないのでゴミなどが落ちてしまう可能性が大です。我が家では、ダイソーで買ってきた換気扇用のフィルターをつけています。

これでゴミの問題は解決しましたが、気をつけないといけないのが液体です。小さな子どもがいる家庭の多くが、「子供にジュースをこぼされないか」と心配な日々を過ぎしているのではないでしょうか。

④冬場の乾燥

セキスイハイムをはじめ、高気密・高断熱の家は冬の乾燥がつきものです。

その原因はこうした家に採用されている第1種換気システム。そもそも冬の空気は、空気中に含まれる水分量が少ないので、その空気をそのまま快適な温度まで上げると、湿度が下がり乾燥していまいます。

ウエザーニュースより

乾燥というデメリットがあるとはいえ、冬でも暖かい家で生活できている考えると、乾燥というデメリットを受け入れて加湿器などで対応していくしかないですね。

まとめ

セキスイハイムのスマートパワーステーションに1年間住んでみて良かった点と後悔に関して忖度なく書いてみました。

築40年以上の古い家からセキスイハイムに建て替えて思うことは、冬に家のなかが暖かいということは偉大であるということです。兼好法師の「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」という言葉に表されるように、日本の家は夏に過ごしやすいように風通しがよくなるように作られてきましたが、これからの時代は断熱性能と気密性を高めて夏も冬も快適に暮らせる家づくりが求められます。

子どもって冬の寒い時期でも、布団をすぐに蹴るので以前の家は布団を夜中の間に何回もかけなおす必要がありましたが、今は、寝室が暖かいので布団がかかっているかどうかについて気にしていません!

また、初期投資が大きくなりますが太陽光や蓄電池があると、日々の電気代を気にする必要がないのですごく助かっています。

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